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応用脳科学アカデミー

     

アドバンス 2022年度

『神経美学』-美、芸術、感性の脳・神経科学-:石津 智大(関西大学 文学部 心理学専修 教授)

わたしたちの毎日を豊かに彩る感性と芸術。一見、脳科学とは遠くはなれた領域に思えますが、知覚の探求と精神のはたらきにかかわろうと試みている点では、脳科学とおなじ目的を共有し、深い関係性があると言えます。神経美学とは、認知神...

初期経験がつくる「こころ」と「脳」の発達および感受性期〜マルトリートメントによる脳への影響と回復へのアプローチ〜:友田 明美(福井大学子どものこころの発達研究センター 教授・センター長)

小児期の被虐待経験と「傷つく脳」との関連が明らかになった。こうした脳の傷は後遺症となり、将来にわたって影響を与える。心的外傷体験からくるPTSD、うつ病、自殺企図、解離など、その影響は計り知れない。しかし、子どもの脳は発...

人工知能は脳から何を学べば良いのか:銅谷 賢治(沖縄科学技術大学院大学 神経計算ユニット 教授)

今日の人工知能は、パターン認識やゲームなど特定の課題では人間を超える性能を実現していますが、総合的に見ると人間や脳には遠く及ばない面がいくつもあります。特徴的なのは、1) 約20ワットと言われる低エネルギー消費で高度な知...

自由エネルギー原理は普遍的な脳理論なのか?:磯村 拓哉(理化学研究所 脳神経科学研究センター 脳型知能理論研究ユニット ユニットリーダー)

脳を構成する神経細胞は、どのように生物の優れた知能を実現しているのでしょうか?例えば、壁の近くにリンゴがあるとき、私たちはリンゴが壁の形に欠けているとは考えず、リンゴの一部が壁に隠れていると考えます。こうした経験に基づく...

視覚学習における睡眠の役割:玉置 應子(理化学研究所 脳神経科学研究センター 認知睡眠学理研白眉研究チーム 理研白眉チームリーダー)

視覚学習とは、視覚的な経験をした後である特徴においてパフォーマンスの向上が比較的長く続くことを指す。視覚学習では訓練後の睡眠期間が重要な役割を果たすことが示唆されている。睡眠に伴う視覚学習の向上には、少なくとも2つの異な...

うつ病:その対処と治療から脳科学まで:加藤 忠史(順天堂大学 医学部精神医学講座 主任教授)

うつ病、という言葉は広く知られていますが、「うつ病とは何か?」と議論し始めると、専門家の間でも議論が起きるかも知れません。本当は心理的反応として捉えるべきケースでも、症状の表面だけでうつ病と診断されてしまう可能性もありま...

自由エネルギー原理:生命・脳・発達・社会をつなぐ数学理論:乾 敏郎(追手門学院大学 特別顧問・名誉教授)

自由エネルギー原理は、2006年にカール・フリストンによって発表されて以降急速に発展し、現在では発達科学や社会科学をも含む大統一理論として分野の垣根を越え広く認められている。自由エネルギー原理で扱われる自由エネルギーとは...

花の観賞が心と身体、脳へ与える効果:望月 寛子(国立研究開発法人 農業・食品産業技術総合研究機構 食品研究部門 上級研究員)

キレイな花を見て「癒された」と感じたことはありますか?ストレス社会といわれる現在では、多くのヒトが癒しを求めているのかもしれません。では、この「癒された」という感覚の背後にはどのようなメカニズムがあるのでしょうか?本講義...