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応用脳科学アカデミー

     

アドバンス 2022年度

嗅覚の情報処理機構とヒト社会での香りの有効活用:東原 和成(東京大学大学院 農学生命科学研究科 応用生命化学専攻 教授)

人間にとって、においや香りを感じる嗅覚は、料理をおいしく食べ、季節の移ろいなどを感じるために重要であり、生活のQOLに大きく影響します。においの感覚は、嗅覚受容体遺伝子といった先天的なもの、経験や学習など記憶によるもの、...

人工神経接続 ~ココロと身体をつなぐ~:西村 幸男(公益財団法人 東京都医学総合研究所 脳・神経科学研究分野 脳機能再建プロジェクト プロジェクトリーダー)

多くの人が意欲の高い時に競技スポーツなどの運動パフォーマンスで良い結果を残すことができた経験があるのではないだろうか。また、リハビリテーションの現場においても運動機能回復を促す上で患者の意欲を引き出すことが重要であること...

ヒトは美味しさをどう感じているのか:日下部 裕子(国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構 食品研究部門 グループ長補佐)

食品を口に入れた時に引き起こされる感覚は、ひとくくりに「味」と表現されてしまうことが多いですが、実際には味、香り、食感、温度など様々な感覚が関与しています。また、「味」に対する私たちの体の反応は、単に味の種類やおいしい・...

質感工学と五感工学の基礎と応用:岡嶋 克典(横浜国立大学大学院 環境情報研究院 教授)

私たち人間は五感(視覚・聴覚・触覚・味覚・嗅覚)を通して外界の情報をリアルタイムに収集しており、脳はそれらの情報を基に次の行動を決定しています。五感の中でも視覚は生活する上で重要な情報を提供していますが、私たちは視覚情報...

脳型知能とその工学応用:我妻 広明(九州工業大学 大学院生命体工学研究科 人間知能システム工学専攻 教授)

サイエンスにおいては、機械に感情を保有させる議論がある。人のような感情は「寿命」「進化」が必要と指摘もあるが、問題はその先である。「作込みの感情でない、内在し、中から生まれ出る」という主張は一理あるが、「偶然生物に感情の...

認知行動療法:根本的な考え方から、テクノロジーを用いた発展まで:伊藤 正哉(国立精神・神経医療研究センター 認知行動療法センター 部長)

認知行動療法は、認知理論と学習理論を背景として、人のものの考え方、行動の仕方に注目して介入をしていくことにより、心理的な変容を促そうとする心理介入の総称であり、発展しつつある科学の一分野とも捉えられている。本講義において...

生活を豊かにするポジティブ感情に迫る:NAWA Norberto Eiji(国立研究開発法人情報通信研究機構(NICT)未来ICT研究所脳情報通信融合研究センター脳機能解析研究室 主任研究員)

我々は日常生活の中で、様々な場面においてあらゆる感情を体験しながら日々を送っています。人間は喜びや悲しみを伴う出来事を、そうでないものより鮮明に記憶できます。また、過去の出来事を思い出した際に、連想される感情を改めて味わ...

マインドフルネス:どのように心を整え、脳を整えるか:熊野 宏昭(早稲田大学 人間科学学術院教授・応用脳科学研究所 所長)

マインドフルネスとは、心を整えることを通して、脳も整えていく養生法(瞑想法、芸道、武道など)である。本講演では、具体的に理解を深めるために必要な、①マインドフルネスとは何か、②マインドフルネスの正しい実践をどう進めるのか...

脳から考える情報医療とブレインヘルスケア:本田 学(国立精神・神経医療研究センター 神経研究所疾病研究第七部 部長)

脳における情報処理の素過程を担っているのは化学反応、すなわち物質現象に他ならず、五感を介して脳に入力される情報は、究極的には脳の特定の部位に特定の化学物質を投与したのと同じ反応を引き起こす。すなわち脳においては、生命活動...