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応用脳科学アカデミーアドバンスコース「CiNet」第2回(鈴木先生・和田先生・林先生)



タイトル「触覚の仕組みと人工触覚生成技術」

講師紹介

鈴木 隆文(すずき たかふみ)先生

  • 鈴木先生 写真
    【現職】
      情報通信研究機構 脳情報通信融合研究センター 脳情報通信融合研究室 室長
    【経歴】
    • 1993年:東京大学工学部計数工学科卒業。
    • 1998年:東京大学大学院工学系研究科 博士課程修了 博士(工学)
    • 1998年~2002年:東京大学国際・産学共同研究センター 助手
    • 2002年~2012年:東京大学大学院情報理工学系研究科 特任講師、講師
    • 2012年~2016年:情報通信研究機構 脳情報通信融合研究センター 主任研究員
    • 2016年より現職
  • 【研究概要】

    ブレインマシンインタフェース(BMI)の基盤技術(多点電極技術、無線技術、解読技術等)の高度化による臨床応用の実現と脳科学への応用

  • 【主な業績】
    • Kaiju T, Doi K, Yokota M, Watanabe K, Inoue M, Ando H, Takahashi K, Yoshida F, Hirata M, Suzuki T, High Spatiotemporal Resolution ECoG Recording of Somatosensory Evoked Potentials with Flexible Micro-Electrode Arrays, Front. Neural Circuits, 11 (2017)
    • Ando H, Takizawa K, Yoshida T, Matsushita K, Hirata M, Suzuki T, Wireless multichannel neural recording with a 128-Mbps UWB transmitter for an implantable brain-machine interfaces, IEEE Trans Biomed Circuits Syst, 10(6):1068-1078 (2016)
    • H. Toda, T. Suzuki, H. Sawahata, K.Majima, Y. Kamitani, I. Hasegawa: Simultaneous recording of ECoG and intracortical neuronal activity using a flexible multichannel electrode-mesh in visual cortex, NeuroImage, 54, 203-212 (2011)
    • 櫻井芳雄, 八木透, 小池康晴, 鈴木隆文: ブレイン-マシン・インタフェース最前線-脳と機械を結ぶ革新技術-, 工業調査会(東京)(2007)

開催概要

講義内容
本講義では、触覚や圧覚が生まれる仕組みと、人工的に触覚を作り出す技術についてご紹介します。触覚の仕組みとしては、皮下にあるマイスナー小体、パッチーニ小体などの触覚受容器から、末梢の感覚神経を通じて脳の体性感覚野に至る感覚の経路についてご説明します。そしてこうした経路の途中で、微小電気刺激などの方法によって神経信号を発生させ、人工的に触覚を作り出す技術の原理と国内外での研究開発状況をご紹介します。
日時
2020年12月15日(火)13:00~17:50(12:40より受付開始)
※鈴木先生の講義は、13:00~14:10です。
場所
NTTデータ経営研究所(永田町)

JA共済ビルのエントランスフロアにて受付をお済ませいただいた後、左側のエレベーターにて9階までお越しください。
9階エレベーターホールの案内板が設置されている側の扉からお入りいただき右手突き当りまでお進みください。突き当り扉奥に応用脳科学アカデミー受付がございます。

お問い合わせ先
本アカデミーに関するご質問等は、応用脳科学コンソーシアム事務局ホームページの ▶お問い合わせフォームより、お問い合わせください。


タイトル「脳情報通信研究におけるオープンデータ」

講師紹介

和田 充史(わだ あつし)先生

  • 和田先生 写真
    【現職】

    情報通信研究機構(NICT) 脳情報通信融合研究センター(CiNet) 脳機能解析研究室 主任研究員

    【経歴】
    • 2000年 大阪大学工学部 電子情報エネルギー工学科卒業
    • 2005年 京都大学大学院情報学研究科 博士課程単位認定退学 (同年博士(情報学))
    • 2005年-2006年 国際電気通信基礎技術研究所 ネットワーク情報学研究所 研究員
    • 2006年-2009年 国際電気通信基礎技術研究所 認知情報科学研究所 研究員
    • 2009年-2011年 情報通信研究機構 ユニバーサルメディア研究センター 研究員
    • 2011年-2015年 情報通信研究機構 ユニバーサルコミュニケーション研究所 研究員
    • 2013年-至現在 情報通信研究機構 脳情報通信融合研究センター(CiNet) 研究員(〜2019.9),主任研究員(2019.10〜現在)
    • 2013年-至現在 大阪大学大学院 生命機能研究科 招へい教員(〜2020.3),招へい准教授(2020.4〜現在)
  • 【研究概要】

    人は様々な物体や他者に囲まれた日常環境の中で,自己と周囲の空間的な配置を瞬時に把握し行動に反映させることができます.こうした自然視覚経験下の空間認識を支える脳内処理の解明を通して,バーチャルリアリティ(VR)の有効性や人への影響を脳データに基づき客観的に評価できる技術の実現を目指しています.同時に、ヒト脳情報をオープンデータ化することでその潜在的価値を引き出す脳データマネジメントの取り組みを進めています.

  • 【主な業績】
    • Wada A, Sakano Y, Ando H. (2014) Human cortical areas involved in perception of surface glossiness, NeuroImage, Vol. 98, pp. 243-257.
    • Wada A, Sakano Y, Ando H. (2016) Differential responses to a visual self-motion signal in human medial cortical regions revealed by wide-view stimulation, Frontiers in Psychology, Vol. 7, 309.
    • Callan DE, Falcone B, Wada A, Parasuraman R. (2016) Simultaneous tDCS-fMRI Identifies Resting State Networks Correlated with Visual Search Enhancement. Frontiers in Human Neuroscience, Vol. 10, 72.
    • Falcone B, Wada A, Parasuraman R, Callan DE. (2018) Individual differences in learning correlate with modulation of brain activity induced by transcranial direct current stimulation. PLOS ONE, Vol. 13, No. 5, e0197192.
    • Wada A, Nishida S, Ando H, Nishimoto S. (Sep. 2018) Modeling human visual responses with a U-shaped deep neural network for motion flow-field estimation, 2018 Conference on Cognitive and Computational Neuroscience (CCN2018), 1021.

開催概要

講義内容
近年,脳科学分野では研究で得たデータを公開することで組織や分野を越えて広く利活用可能にするオープンデータへの取り組みが活発化しています.本講義では,大規模脳活動データセットと最新AIを組み合わせた新たな研究アプローチである深層ニューラルネットワーク(DNN)モデリングについて説明します.さらに,日常の様々な事物に囲まれた自然視覚経験下の脳内空間認識処理をモデル化するための独自オープンデータセットを構築する試みについて紹介し,将来的な応用展開について議論します.
日時
2020年12月15日(火)13:00~17:50(12:40より受付開始)
※和田先生の講義は、14:20~15:30です。
場所
NTTデータ経営研究所(永田町)

JA共済ビルのエントランスフロアにて受付をお済ませいただいた後、左側のエレベーターにて9階までお越しください。
9階エレベーターホールの案内板が設置されている側の扉からお入りいただき右手突き当りまでお進みください。突き当り扉奥に応用脳科学アカデミー受付がございます。

お問い合わせ先
本アカデミーに関するご質問等は、応用脳科学コンソーシアム事務局ホームページの ▶お問い合わせフォームより、お問い合わせください。


タイトル「時間感覚の脳内メカニズム」

講師紹介

林 正道(はやし まさみち)先生

  • 林先生 写真
    【現職】
    • 国立研究開発法人 情報通信研究機構 脳情報通信融合研究センター 研究員
    • 大阪大学大学院 生命機能研究科 招聘研究員
    • 国立研究開発法人 科学技術振興機構 さきがけ兼任研究者
    【経歴】
    • 2011年 総合研究大学院大学 生命科学研究科 5年一貫制博士課程修了 博士(理学)
    • 2011年 ヘルシンキ大学 生物医学研究所 研究員
    • 2014年 サセックス大学 心理学部 研究員
    • 2015年 大阪大学大学院 生命機能研究科 研究員
    • 2015年 カリフォルニア大学バークレー校 研究員
    • 2018年 大阪大学 国際医工情報センター 特任助教
    • 2019年 - 現在 情報通信研究機構 脳情報通信融合研究センター 研究員
    • 2019年 - 現在 大阪大学大学院 生命機能研究科 招聘研究員
    • 2019年 - 現在 科学技術振興機構 さきがけ兼任研究者
  • 【研究概要】

    主観的な知覚体験を生み出す脳のメカニズムを明らかにするため、心理物理学実験と、脳機能イメージング・脳刺激等の神経科学的手法を組み合わせて研究を行っています。近年では特に、時間や数量の知覚に焦点を当てて研究を進めています。

  • 【主な業績】
    • Protopapa F, Hayashi MJ, Kulashekhar S, van der, Zwaag W, Battistella G, Murray MM, Kanai R, Bueti D (2019) Chronotopic maps in supplementary motor area. PLoS Biology, 17(3): e3000026.
    • Hayashi MJ, van der Zwaag W, Bueti D, Kanai R (2018) Representations of time in frontoparietal cortex. Communications Biology, 1: 233.
    • Kanaya S, Hayashi MJ, Whitney D (2018) Exaggerated groups: Amplification in ensemble coding of temporal and spatial features. Proceedings of the Royal Society B, 285(1879): 20172770.
    • Hayashi MJ, Ditye T, Harada T, Hashiguchi M, Sadato N, Carlson S, Walsh V, Kanai R (2015) Time adaptation shows duration selectivity in the human parietal cortex. PLoS Biology, 13(9): e1002262.
    • Hayashi MJ, Kanai R, Tanabe HC, Yoshida Y, Carlson S, Walsh V, Sadato N (2013) Interaction of numerosity and time in prefrontal and parietal cortex. The Journal of Neuroscience, 33(3): 883-893.

開催概要

講義内容
「時間があっという間に過ぎた」「タイミングが良い」といった言葉をよく耳にするように、「時間」は我々が日常生活を営む上で非常に身近な存在です。そして私達は時々刻々と変化する環境に対して適応的に行動するために、物事の起こるタイミングや継続時間を普段から意識的あるいは無意識的に認識・学習して、それを未来の予測や行動に役立てています。本講演では、この一見とらえどころのない「時間の感覚」が、脳のどのようなメカニズムから生まれてくるのかを、最新の研究成果を交えて紹介します。そしてその研究成果が実社会でどのように生かされうるかについて議論します。
日時
2020年12月15日(火)13:00~17:50(12:40より受付開始)
※林先生の講義は、15:40~16:50です。
場所
NTTデータ経営研究所(永田町)

JA共済ビルのエントランスフロアにて受付をお済ませいただいた後、左側のエレベーターにて9階までお越しください。
9階エレベーターホールの案内板が設置されている側の扉からお入りいただき右手突き当りまでお進みください。突き当り扉奥に応用脳科学アカデミー受付がございます。

お問い合わせ先
本アカデミーに関するご質問等は、応用脳科学コンソーシアム事務局ホームページの ▶お問い合わせフォームより、お問い合わせください。

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