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応用脳科学アカデミーアドバンスコース「CiNet」第1回(成瀬先生・森先生・N. Eiji先生)



タイトル「ウェアラブル脳波計による無意識情報の可視化を目指した研究」

講師紹介

成瀬 康(なるせ やすし)先生

  • 成瀬先生 写真
    【現職】

    国立研究開発法人情報通信研究機構 脳情報通信融合研究センター 脳情報工学研究室 室長

    【経歴】
    • 2007年 東京大学大学院新領域創成科学研究科 博士課程修了
    • 2007年-2010年 独立行政法人情報通信研究機構 未来ICT研究センター バイオICTグループ 専攻研究員
    • 2010年 独立行政法人情報通信研究機構未来ICT研究センター バイオICTグループ 研究員
    • 2010年-2011年 独立行政法人情報通信研究機構 総合企画部 企画戦略室 研究員
    • 2011年 独立行政法人情報通信研究機構 未来ICT研究所 脳情報通信研究室 研究員
    • 2011年-2013年 独立行政法人情報通信研究機構 未来ICT研究所 脳情報通信研究室 主任研究員
    • 2013年-2016年 独立行政法人情報通信研究機構 脳情報通信融合研究センター 脳機能計測研究室 副室長
    • 2016年- 国立研究開発法人情報通信研究機構 脳情報通信融合研究センター 脳機能解析研究室 副室長
    • 2017年- 国立研究開発法人情報通信研究機構 脳情報通信融合研究センター 脳情報工学研究室 室長
  • 【研究概要】
    • 日常での脳波計測を可能とするためのウェアラブル脳波計の開発
    • ウェアラブル脳波計を利用したアプリケーションの開発(脳波を用いたニューロマーケティング、脳波を用いた学習、脳波を用いた脳使用量評価等)
    • MEG/EEGの信号処理及びモデル化
  • 【主な業績】
    • Yusuke Yokota, Takahiro Soshi, Yasushi Naruse, Error-related negativity predicts failure in competitive dual-player video games, PLOS ONE 14(2), e0212483 (2019).
    • Ming Chang, Hiroyuki Iizuka, Hideki Kashioka, Yasushi Naruse, Masahiro Furukawa, Hideyuki Ando, Taro Maeda, Unconscious improvement in foreign language learning using mismatch negativity neurofeedback: A preliminary study. PLoS ONE. 12(6), e0178694(2017).
    • Yusuke Yokota, Shingo Tanaka, Akihiro Miyamoto and Yasushi Naruse, Estimation of Human Workload from the Auditory Steady-State Response Recorded via a Wearable Electroencephalography System during Walking. Front. Hum. Neurosci. 11,314 (2017).
    • Yokota, Y., Naruse Y. Phase coherence of auditory steady-state response reflects the amount of cognitive workload in a modified N-back task. Neuroscience Research 100, 39-45 (2015)
    • Naruse, Y., Takiyama, K., Okada, M., Umehara, H. & Sakaguchi, Y. Phase shifts in alpha-frequency rhythm detected in electroencephalograms influence reaction time. Neural Networks 62, 47-51 (2015)
    • Chang, M., Iizuka, H., Naruse, Y., Ando, H. & Maeda, T. Unconscious learning of auditory discrimination using mismatch negativity (MMN) neurofeedback. Scientific Reports 4, Article number: 6729 (2014)
    • Naruse, Y., Takiyama, K., Okada, M. & Umehara, H. Statistical method for detecting phase shifts in alpha rhythm from human electroencephalogram data. Physical Review E 87, 042708 (2013)

開催概要

講義内容
脳の中には自分でも知らない無意識の情報がたくさんあります。この情報にアクセスすることは自分でも難しいのですが、脳波を使えばその一部にアクセスすることができます。脳波には100年近い歴史があり、この無意識の情報にアクセスすることを目指した基礎研究が数多くあります。私は、この無意識の情報にアクセスできるという事実は様々な産業に応用できると考えており、過去の基礎研究の成果を元に、実際に産業応用につなげることを目指して研究開発を行っています。本講義では、このような無意識情報に関連する脳活動とその応用について紹介します。
日時
2020年11月20日(金)13:00~17:50(12:40より受付開始)
※成瀬先生の講義は、13:00~14:10です。
場所
NTTデータ経営研究所(永田町)

JA共済ビルのエントランスフロアにて受付をお済ませいただいた後、左側のエレベーターにて9階までお越しください。
9階エレベーターホールの案内板が設置されている側の扉からお入りいただき右手突き当りまでお進みください。突き当り扉奥に応用脳科学アカデミー受付がございます。

お問い合わせ先
本アカデミーに関するご質問等は、応用脳科学コンソーシアム事務局ホームページの ▶お問い合わせフォームより、お問い合わせください。


タイトル「聴覚と情動の脳科学」

講師紹介

森 数馬(もり かずま)先生

  • 森先生 写真
    【現職】

    情報通信研究機構(NICT)脳情報通信融合研究センター脳情報工学研究室 研究員

    【経歴】
    • 2008年 大阪大学人間科学部 卒業 (学士)
    • 2010年 大阪大学大学院人間科学研究科 修了 (修士)
    • 2013年 広島大学大学院総合科学研究科 修了 (博士)
    • 産業技術総合研究所特別研究員などを経て、2016年から現職
  • 【研究概要】

    音楽・音声、表情、自然言語について情報学的な解析を行うとともに、人の情動反応や脳活動について実験で検討して両者を繋ぐAffective computingの研究を行なっています。

  • 【主な業績】
    • Mori, K. & Haruno, M. (2020) Differential ability of network and natural language information on social media to predict interpersonal and mental health traits, Journal of Personality
    • Mori, K., & Iwanaga, M. (2017) Two types of peak emotional responses to music: The psychophysiology of chills and tears, Scientific Reports, 7, 46063
    • Mori, K., & Iwanaga, M. (2015) General reward sensitivity predicts intensity of music-evoked chills, Music Perception, 32(5), 484-492.
    • Mori, K., & Iwanaga, M. (2014) Resting physiological arousal is associated with the experience of music-induced chills, International Journal of Psychophysiology, 93(2), 220-226.
    • Mori, K., & Iwanaga, M. (2014) Pleasure generated by sadness: Effect of sad lyrics on the emotions induced by happy music, Psychology of Music, 42(5), 643-652.
    • 森数馬, 岩永誠 (2014) 音楽による強烈な情動として生じる鳥肌感の研究動向と展望, 心理学研究, 85(5), 495-509.
    • 森数馬, 岩永誠 (2014) 音楽と感情に関する研究の展開 ー心理反応,末梢神経系活動,音楽および音響特徴ー, 心理学評論, 57(2), 215-234.

開催概要

講義内容
音楽は情動の言語であると言われることもあるように、我々が聴覚から得る情報は情動と深い関わりを持っています。近年の情報通信技術やデバイスの発展から、音に関する情報はかつてなく身近に溢れるようになり、快適な生活のために音と情動についての理解を深めることが重要であると考えられます。本講義では、聴覚の基礎的な知覚特性、音楽や音声によって喚起される情動と関連する自律神経活動および脳活動、さらには情動経験を音響特徴量から予測する機械学習手法について、講師が行ってきた研究を例に用いながら概説します。
日時
2020年11月20日(金)13:00~17:50(12:40より受付開始)
※森先生の講義は、14:20~15:30です。
場所
NTTデータ経営研究所(永田町)

JA共済ビルのエントランスフロアにて受付をお済ませいただいた後、左側のエレベーターにて9階までお越しください。
9階エレベーターホールの案内板が設置されている側の扉からお入りいただき右手突き当りまでお進みください。突き当り扉奥に応用脳科学アカデミー受付がございます。

お問い合わせ先
本アカデミーに関するご質問等は、応用脳科学コンソーシアム事務局ホームページの ▶お問い合わせフォームより、お問い合わせください。


タイトル「生活を豊かにするポジティブ感情に迫る」

講師紹介

N. Eiji Nawa 先生

  • N. Eiji先生 写真
    【現職】
      国立研究開発法人 情報通信研究機構 (NICT) 脳情報通信融合研究センター (CiNet) 脳機能解析研究室 主任研究員
    【経歴】
    • 1999年-2003年 株式会社国際電気通信基礎技術研究所 (ATR) 研修研究員
    • 2003年 京都大学大学院情報学研究科システム科学専攻 修了 博士(情報学)
    • 2003年-2009年 株式会社国際電気通信基礎技術研究所 (ATR) 研究員
    • 2006年-2009年 情報通信研究機構 (NICT) ユニバーサルコミュニケーション研究所 研究員(出向)
    • 2009年-2016年 情報通信研究機構 (NICT) ユニバーサルコミュニケーション研究所 研究員
    • 2013年-2016年 情報通信研究機構 (NICT) 脳情報通信融合研究センター (CiNet) 研究員 (兼務)
    • 2013-現在 大阪大学大学院生命機能研究科 招へい教員
    • 2016年 現職
  • 【研究概要】

    人は生活の中でさまざまな情動・感情を経験します。それらの経験は注意や意思決定、あらゆる認知過程に影響を与えると考えられます。脳活動計測技術および生理心理学的計測法を用いて、ヒトの情動とエピソード記憶を担う脳内メカニズムをシステムレベルで解明、特に両方が交差する部分を明らかにすることを目指しています。また、ポジティブ感情が比較的容易に実践可能な介入方法(インターベンション)によってもたらす好影響の仕組み、そのような効果を支える脳内メカニズムについても調べています。

  • 【主な業績】
    • A. Frid, L. Manevitz, and N. E. Nawa. Classifying the Valence of Autobiographical Memories from fMRI Data. Annals of Mathematics and Artificial Intelligence, (in press).
    • N. E. Nawa, and H. Ando. Effective connectivity during autobiographical memory search. Brain and Behavior, 2020.
    • N. E. Nawa, and H. Ando. Effective connectivity within the ventromedial prefrontal cortex-hippocampus-amygdala network during the elaboration of emotional autobiographical memories. Neuroimage, 189:316-328, 2019.
    • N. E. Nawa, and H. Ando. Retrieving binary answers using whole-brain activity pattern classification. Frontiers in Human Neuroscience, 9:689, 2015.
    • N. E. Nawa, and H. Ando. Classification of Self-Driven Mental Tasks from Whole-Brain Activity Patterns. PLoS One 9(5):e97296, 2014.
    • E. B. McClure-Tone, N. E. Nawa, E. E. Nelson, A. M. Detloff, S. Fromm, D. S. Pine, and M. Ernst. Preliminary Findings: Neural Responses to Feedback Regarding Betrayal and Cooperation in Adolescent Anxiety Disorders. Developmental Neuropsychology, 36(4):453--472, 2011.
    • N. E. Nawa, E. E. Nelson, D. S. Pine, and M. Ernst. Do you make a difference? Social context in a betting task. Social Cognitive and Affective Neuroscience, 3(4):367--376, 2008.

開催概要

講義内容
我々は日常生活の中で、様々な場面においてあらゆる感情を体験しながら日々を送っています。人間は喜びや悲しみを伴う出来事を、そうでないものより鮮明に記憶できます。また、過去の出来事を思い出した際に、連想される感情を改めて味わうこともあります。それらの体験・記憶は、後の行動や好みを左右し、人格形成に大きな影響を与えると考えられています。本講演では、CiNetで進めている脳活動計測を用いた感情と記憶の研究を紹介しつつ、記憶の想起を支える脳内機構に感情、特にポジティブ感情が担う調節的な役割について解説します。さらに、ポジティブ感情の一つである「感謝感情」に関する最新の研究も紹介します。
日時
2020年11月20日(金)13:00~17:50(12:40より受付開始)
※Nawa先生の講義は、15:40~16:50です。
場所
NTTデータ経営研究所(永田町)

JA共済ビルのエントランスフロアにて受付をお済ませいただいた後、左側のエレベーターにて9階までお越しください。
9階エレベーターホールの案内板が設置されている側の扉からお入りいただき右手突き当りまでお進みください。突き当り扉奥に応用脳科学アカデミー受付がございます。

お問い合わせ先
本アカデミーに関するご質問等は、応用脳科学コンソーシアム事務局ホームページの ▶お問い合わせフォームより、お問い合わせください。

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