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応用脳科学アカデミー

     

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障がい者と接する際のラポール形成-理学療法士の観点から-:前田 慶明(広島大学 医系科学研究科 准教授)

 理学療法士として障がいのある方々に適切な医療支援を行っていくうえで、その方々からの信頼を得ることは重要であることは言うまでもない。これまでの経験より対象となる方から信頼関係を得ることは身体機能の回復にも何かしらのポジテ...

パーソルグループの考えるD&I戦略と取組み:大濱 徹(パーソルホールディングス株式会社 障害者雇用推進室長)

 いま、企業による障害者雇用は大きな転換点を迎えています。DX進展による仕事の減少は、企業に既存社員の学び直しを突きつけ、引き上げられる雇用率は、各社の取り組みの経済的価値や社会的価値を問い直しています。同時に経営アジェ...

脳科学から考えるダイバーシティ&インクルージョン:嶋田 総太郎(明治大学 理工学部 教授)

組織や日常生活において個々人の個性を理解し、受け入れ、活かしていくこと(ダイバーシティ&インクルージョン)が重要になってきています。本講義では、われわれの脳が他者をどのように理解し、受け入れるのかを見ていきながら、さらに...

「乳幼児期の言語学習:支える仕組みと環境」:針生 悦子(東京大学 大学院教育学研究科 教授)

子どもは母語を”自然に”身につけていくように見えます。しかし、“自然に”とはどういうことなのでしょうか。子どもに話しかけるときも、大人どうしで話すときのような話し方を心がけた方がいいということでしょうか。また、現代におい...

脳の発生発達と神経発達障害 Brain Development & Neurodevelopmental disorders:大隅 典子(東北大学 副学長)

脳の中には1000億もの神経細胞と、さらにその数倍の数のグリア細胞が存在し、神経機能を営んでいます。このような脳の細胞は「神経幹細胞」というタネの細胞から作られ、大部分は胎児期に生まれますが、例えば海馬の中などでは生涯に...

自然セラピー -生体調整効果と個人差-:宮崎 良文(千葉大学環境健康フィールド科学センター 自然セラピープロジェクト 特任研究員, グランドフェロー, 名誉教授)

自然セラピーがもたらす生理的リラックス効果を紹介し、それらのデータを元に、最近、見いだした「生体調整効果(高い場合は低下させ、低い場合は上昇させて、生体を調整する効果)」と「個人差」について、以下の2パートに分けて講演し...

「認知行動療法:根本的な考え方から、テクノロジーを用いた発展まで」:伊藤 正哉(国立精神・神経医療研究センター 認知行動療法センター 部長)

認知行動療法は、認知理論と学習理論を背景として、人のものの考え方、行動の仕方に注目して介入をしていくことにより、心理的な変容を促そうとする心理介入の総称であり、発展しつつある科学の一分野とも捉えられている。本講義において...

ポジティブサイコロジーの脳科学:髙橋 英彦(東京医科歯科大学大学院 医歯学総合研究科 精神行動医科学 主任教授)

 精神医学に関連する心理学的研究は疾患の負の側面に焦点を当て、それを是正するような治療アプローチが中心であった。著者自身も、感情や情動といったテーマの認知神経科学的研究を行ってきたが、どちらかと言えば、ネガティブな感情を...

「うつ病:その対処と治療から脳科学まで」:加藤 忠史(順天堂大学 医学部精神医学講座 主任教授)

うつ病、という言葉は広く知られていますが、「うつ病とは何か?」と議論し始めると、専門家の間でも議論が起きるかも知れません。本当は心理的反応として捉えるべきケースでも、症状の表面だけでうつ病と診断されてしまう可能性もありま...

AIのELSIにおけるトラスト:中川 裕志(理化学研究所・革新知能統合研究センター・チームリーダー)

AIが人間より高い能力を持ち、人間にとっての脅威になるというような危惧から発展してきたAIのELSI、とりわけAI倫理ではあるが、その根拠が薄弱であることは理解されてきている。代わって、ロボット、ヒューマンインタフェース...