
基本味覚に関連した脳活動情報の解読技術:近添 淳一(株式会社アラヤ 脳事業研究開発室チームリーダー)
味覚は生物にとって、生死に直結する重要な感覚です。例えば、甘味の知覚は高カロリーな物質を探りあてるため、苦味の知覚は毒性を持つ物質を探り当てるために発達してきました。自然界には、植物性アルカロイドをはじめ、様々な毒物が偏...
応用脳科学アカデミー
味覚は生物にとって、生死に直結する重要な感覚です。例えば、甘味の知覚は高カロリーな物質を探りあてるため、苦味の知覚は毒性を持つ物質を探り当てるために発達してきました。自然界には、植物性アルカロイドをはじめ、様々な毒物が偏...
ヒトは食品を咀嚼・嚥下する際に、口腔内に放出される呈味・香気成分を味覚・嗅覚(化学感覚)情報として検知するとともに、歯ごたえや舌触りといった食感を触覚・聴覚(物理感覚)情報として検知しており、見た目の視覚情報も加え、これ...
食品を口に入れた時に引き起こされる感覚は、ひとくくりに「味」と表現されてしまうことが多いですが、実際には味、香り、食感、温度など様々な感覚が関与しています。また、「味」に対する私たちの体の反応は、単に味の種類やおいしい・...