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応用脳科学アカデミー

     

人とロボットの経験を拡張するVRデジタルツイン:稲邑 哲也(国立情報学研究所 情報学プリンシプル研究系 准教授)

近年のVR技術の発展にともない,現実では実現不可能な仮想体験を提供することで,ユーザの行動を変容させる技術が注目されてきている.一方で,ユーザにとって最も相応しいのはどのような仮想体験であるか,をAIが決定するのは困難な...

AIのELSIにおけるトラスト:中川 裕志(理化学研究所・革新知能統合研究センター・チームリーダー)

AIが人間より高い能力を持ち、人間にとっての脅威になるというような危惧から発展してきたAIのELSI、とりわけAI倫理ではあるが、その根拠が薄弱であることは理解されてきている。代わって、ロボット、ヒューマンインタフェース...

脳の発達と社会環境:可塑性と多様性:千住 淳(浜松医科大学 教授・子どものこころの発達研究センター センター長)

子どもは一人ひとり違っている。多様な個性・特性を持つ子どもたちが傷つきや困難さに直面することなく、多様なままで幸せに健やかに育つ為の理解や支援方法の確立は、現代の発達研究における最重要なテーマの一つである。脳の育ちの多様...

脳のゆらぎを活かした処理機構の基本的なメカニズム:下川 哲也(情報通信研究機構(NICT) 未来ICT研究所 脳情報通信融合研究センター 脳機能解析研究室 主任研究員)

近年注目されている深層学習では、学習過程において膨大な学習データが必要となり、かつ、なるべくデータの欠損やエラーがないように前処理(データのクレンジング)が必要であったり、学習精度向上のために膨大なパラメータの最適化が必...

MRIを用いた脳機能計測と嗅覚機能への応用:黄田 育宏(情報通信研究機構(NICT) 未来ICT研究所 脳情報通信融合研究センター 脳機能解析研究室 副室長)

機能的磁気共鳴画像法(fMRI)は、血液酸素飽和度変化を利用したBOLD効果以外にも、血流量、血液量、代謝変化などを利用した計測法は存在します。本講義の前半では、BOLD効果を含めたfMRIの計測法を解説します。本講義の...

脳の大規模ネットワークと知能情報処理の階層:渡邉 慶(大阪大学 大学院生命機能研究科 助教)

私たちは,朝起きてから夜寝るまでの間に,食事,通勤,仕事,友人との交流など,さまざまな活動を行います.これらの場面で、どのように振る舞うかを決めるのは自分であり,それらが脳によってプログラムされていることに,議論の余地は...

脳科学と人工知能の融合:西田 知史(情報通信研究機構(NICT) 未来ICT研究所 脳情報通信融合研究センター(CiNet) 脳情報工学研究室 主任研究員)

近年の人工知能(AI)技術の発展は著しく、脳科学においても脳情報処理をモデル化するための重要な研究ツールとして利用されている。本講義の前半では、脳科学研究においてAI技術を利用するためのフレームワークと、一連の研究から得...