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応用脳科学アカデミー

     

アドバンス2025年度

”絆の音楽”の脳科学 〜バリ島芸能の表現戦略に学ぶ〜:本田 学(国立精神・神経医療研究センター 神経研究所疾病研究第七部 部長/芸能山城組 文明科学研究所)

音楽は人々を結びつける力を持っている。本講演では、脳科学とフィールドワークを融合したアプローチにより、”絆の音楽”のメカニズムに迫る。日本を含む地球上の多くの文化圏では、指揮者やメトロノームのような視覚的な基準なしに、大...

脳から考える情報医療とブレインヘルスケア:本田 学(国立精神・神経医療研究センター 神経研究所疾病研究第七部 部長)

脳における情報処理の素過程を担っているのは化学反応、すなわち物質現象に他ならず、五感を介して脳に入力される情報は、究極的には脳の特定の部位に特定の化学物質を投与したのと同じ反応を引き起こす。すなわち脳においては、生命活動...

身体性予測情報処理に基づく認知発達と発達障害:長井 志江(東京大学ニューロインテリジェンス国際研究機構 特任教授)

乳幼児の認知発達はどのような神経基盤に支えられているのか.乳幼児が獲得する社会性やそこに内在する個性の発現機序は,まだ未解明な部分が多い.本講演では,脳の統一原理を認知発達原理へと拡張させた,「身体性予測情報処理」理論に...

脳オルガノイドによる次世代脳研究:池内 与志穂(東京大学 生産技術研究所 物質・環境系部門 分子細胞工学分野 教授)

近年、多能性幹細胞などを三次元組織(オルガノイド)として培養すると、自発的に臓器の発生過程を模倣することが明らかになった。ヒトの脳は生きたまま取り出すことが非常に困難であり研究が難しいため、神経(脳)オルガノイドはヒトの...

『創る生物学』としての神経オルガノイド研究:坂口秀哉(理化学研究所生命機能科学研究センター 理研BDR-大塚製薬連携センター、上級研究員)

 ヒト多能性幹細胞を用いた分化誘導研究の進捗によって「創る生物学」が可能となった。特に、3次元として生体構造を保って創られる神経組織は神経オルガノイドと呼ばれるようになり、これまで計測困難であったヒト神経組織やその機能へ...

メイクデザインと美:髙木 大輔(大阪樟蔭女子大学 学芸学部 化粧ファッション学科 メイクデザイン研究室 准教授)

 顔に施すメイクアップと聞いて、皆さんはどのようなイメージを思い浮かべるでしょうか。顔をキャンバスに自由に色や線を描く行為をイメージする方や、「シミやくすみをカバーしたい」、「目を大きく見せたい」といった顔の悩みを解決す...

個性の脳科学ー環境との相互作用による社会性の形成ー:松田 哲也(玉川大学 脳科学研究所 大学院脳科学研究科 教授)

私たちは、脳内で表象された感覚を認知する際に、記憶を使って理解する。これは、既知の情報を用いて理解できれば対象の情報量が削減でき、省エネで認知することが可能となるためである。ただし、この記憶は、単なる言語的な記憶だけでな...

こころを健やかにするための認知行動療法:基本な考え方から、テクノロジーを用いた発展まで:伊藤 正哉(国立精神・神経医療研究センター 認知行動療法センター 研究開発部長)

認知行動療法は、認知理論と学習理論を背景として、人のものの考え方、行動の仕方に注目して介入をしていくことにより、心理的な変容を促そうとする心理介入の総称であり、発展しつつある科学の一分野とも捉えられている。本講義において...

学習/知的障害の実際とパフォーマンスを発揮するための支援方法:坂井 聡(香川大学教育学部 特別支援教育 教授)

障害があるということはどういうことなのかをまず社会モデルで確認したい。これまでは「主流」に近づけるための教育がなされていた。しかし、多様な人たちが共生するためには「主流」に近づけるという教育ではうまくいかない。それは、訓...

デジタル脳とは何か、どう作りどう使うのか:銅谷 賢治(沖縄科学技術大学院大学 神経計算ユニット 教授)

日本の大型脳科学プロジェクト「革新脳・国際脳」が2024年3月に終了し、その後継として「脳神経科学統合プログラム」が6年間のプロジェクトとしてスタートした。その大きな特徴は、マウスからヒトまで異なる種の脳の構造、遺伝子、...