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応用脳科学アカデミー

     

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嗅覚―健康―美:東原 和成(東京大学大学院 農学生命科学研究科 応用生命化学専攻 教授)

人間にとって、匂いや香りを感じる嗅覚は、なくてもいい感覚の筆頭に上がりますが、料理をおいしく食べ、季節の移ろいなどを感じるために重要であり、実は、生活のQOLに無意識のうちに大きく影響してます。匂いを嗅ぐと、その人の心の...

脳の計算論概説:効率的符号化仮説からベイズ脳・自由エネルギー原理まで:島崎 秀昭(京都大学 大学院情報学研究科 准教授)

人間はどのように情報を処理し、意思決定を行うのでしょうか。本講義では、脳科学において中心的な理論である「効率的符号化仮説」「ベイズ脳仮説」「自由エネルギー原理・能動的推論」の三つを取り上げ、脳が環境に適応して情報をいかに...

脳の情報処理の階層構造とBMIへの応用:笹井 俊太朗(株式会社アラヤ 取締役CRO 兼 研究開発部 部長)

我々が創造性を発揮できる背景には、どのような認知・神経メカニズムが存在しているのでしょうか?我々の意識や意識下で起こる過程は、創造的なアイデアの生成にどのように貢献しているのでしょうか?これらの疑問へ迫るべく、本講演では...

認知処理と金融・投資行動:池田 新介(関西学院大学 教授)

何らかの判断や決定に迫られたとき、私たちはまず認知負荷の小さい直感によって無意識的に判断しています。判断や決定の合理性はその直感的な判断を自分自身でうまくモニターできるかにかかっています。そうした能力を自己モニタリング力...

脳から考えるブランドラブとブランド戦略:綿貫 真也(流通科学大学 商学部 教授)

ニューロマーケティングが広くビジネスの現場にも活用され始めてきていることは周知のことと存じます.広告,パッケージ・製品,価格,棚・店舗内行動など”マーケティング4P(マッカーシーの4P)”といわれる基本的で重要なマーケテ...

ニューロエコノミクス:松森 嘉織好(一橋大学社会科学高等研究院 脳科学研究センター 特任講師)

本講義では、従来の経済学が前提としてきた「選択行動だけから効用(価値)を推定する」枠組みが、内的な動機・感情や文脈による選択の揺らぎを捉えきれず、意思決定前の迷いを対象にできないという限界を整理します。さらに、行動データ...

インフォデミック時代におけるフェイクメディア克服の最前線:越前 功(国立情報学研究所 情報社会相関研究系 研究主幹・教授)

顔、音声、身体、自然言語などの人間由来の情報をAIが学習し、本物と見紛うシンセティックメディアの生成が可能になった。シンセティックメディアは、コミュニケーション分野やエンターテイメント分野など様々な用途で活用されている。...

深層生成モデルとヒト脳活動の融合研究:高木 優(名古屋工業大学 大学院工学研究科 准教授)

脳活動と機械学習モデルの対応関係を探ることは、脳がどのように世界を表現しているかを理解するだけでなく、機械学習モデルと脳の認知がどのように関連しているかを解釈することもできるユニークなアプローチです。本講義では、近年我々...

錯覚の効果と情報提示技術への応用:雨宮 智浩(東京大学 情報基盤センター 教授)

ヒトが外界から受ける感覚情報を処理するとき、刺激を感覚器官によって受容し、それらを総合的に意味づけし、経験や記憶に基づいて解釈をおこなう過程を経ます。五感情報ディスプレイはこうした感覚情報の流れを修飾し、編集するものであ...

感性と美がもたらす自動車の価値:久保 賢太(マツダ株式会社 新規事業開発室 主査 )

感性というキーワードがモノづくりの領域に取り入れられて久しい。一方で、モノづくりにおける感性とは、ユーザーのスキルを指すのか、ものが持つ機能・性能を指すのか、明確に定義できていない。一般的には、感性とは美しさを感じたり、...