
認知処理と金融・投資行動:池田 新介(関西学院大学 教授)
何らかの判断や決定に迫られたとき、私たちはまず認知負荷の小さい直感によって無意識的に判断しています。判断や決定の合理性はその直感的な判断を自分自身でうまくモニターできるかにかかっています。そうした能力を自己モニタリング力...
応用脳科学アカデミー
何らかの判断や決定に迫られたとき、私たちはまず認知負荷の小さい直感によって無意識的に判断しています。判断や決定の合理性はその直感的な判断を自分自身でうまくモニターできるかにかかっています。そうした能力を自己モニタリング力...
ニューロマーケティングが広くビジネスの現場にも活用され始めてきていることは周知のことと存じます.広告,パッケージ・製品,価格,棚・店舗内行動など”マーケティング4P(マッカーシーの4P)”といわれる基本的で重要なマーケテ...
本講義では、従来の経済学が前提としてきた「選択行動だけから効用(価値)を推定する」枠組みが、内的な動機・感情や文脈による選択の揺らぎを捉えきれず、意思決定前の迷いを対象にできないという限界を整理します。さらに、行動データ...
顔、音声、身体、自然言語などの人間由来の情報をAIが学習し、本物と見紛うシンセティックメディアの生成が可能になった。シンセティックメディアは、コミュニケーション分野やエンターテイメント分野など様々な用途で活用されている。...
脳活動と機械学習モデルの対応関係を探ることは、脳がどのように世界を表現しているかを理解するだけでなく、機械学習モデルと脳の認知がどのように関連しているかを解釈することもできるユニークなアプローチです。本講義では、近年我々...
ヒトが外界から受ける感覚情報を処理するとき、刺激を感覚器官によって受容し、それらを総合的に意味づけし、経験や記憶に基づいて解釈をおこなう過程を経ます。五感情報ディスプレイはこうした感覚情報の流れを修飾し、編集するものであ...
感性というキーワードがモノづくりの領域に取り入れられて久しい。一方で、モノづくりにおける感性とは、ユーザーのスキルを指すのか、ものが持つ機能・性能を指すのか、明確に定義できていない。一般的には、感性とは美しさを感じたり、...
音楽の認知科学的理解は,音楽特有の現象だけでなく,ヒトの本質を理解する上でも重要な鍵となる.例えば,音楽は,聴覚だけでなく,ヒト一般的な,行動,情動,学習,社会コミュニケーションなどの多くの脳機能と密接に関与している.近...
「自閉スペクトラム症(ASD)って何?」「どんな治療法が効果的?」「親や支援者にできることは?」そんな素朴な疑問からASD支援の現状と未来について考えます。本講演では、エビデンスのある支援方法であり、行動科学の一つである...
スティグマとは偏見や差別のことを指し,より正確に言えば,偏見や差別によって多数派である社会が,少数派である個人の思考や活動を制限することを指す。磁気共鳴画像(MRI)を始めとした脳画像解析法は,ヒトの脳構造,機能の詳細...