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応用脳科学アカデミー

     

アドバンス2022年度

質感工学と五感工学の基礎と応用:岡嶋 克典(横浜国立大学大学院 環境情報研究院 教授)

私たち人間は五感(視覚・聴覚・触覚・味覚・嗅覚)を通して外界の情報をリアルタイムに収集しており、脳はそれらの情報を基に次の行動を決定しています。五感の中でも視覚は生活する上で重要な情報を提供していますが、私たちは視覚情報...

脳の自由エネルギー原理:背景と応用:島崎 秀昭(北海道大学 人間知・脳・AI研究教育センター 特任准教授)

本講演では脳の自由エネルギー原理が形成されてきた歴史的背景を,それを支える主要な実験結果や他分野との関わりとともに紹介する.自然刺激への適応に基づく古典的な認識の理論から,外界のモデルを脳の中に持つとするベイズ脳仮説,そ...

自由エネルギー原理の基礎:阪口 豊(電気通信大学 大学院情報理工学研究科 機械知能システム学専攻 教授)

脳のさまざまな機能を統一的な視点から説明する理論として,Karl J. Fristonが提唱している自由エネルギー原理が近年注目を集めています.この理論では,変分自由エネルギーと呼ばれる量を核として,それをさまざまな形に...

音楽療法と脳科学 ~ 認知症をめぐって ~:佐藤 正之(東京都立産業技術大学院大学 認知症・神経心理学講座 特任教授)

 音楽療法の効果については,従来の逸話的・主観的なものから,科学的・客観的なデータによる評価に移りつつある。脳神経疾患のなかで現時点で音楽療法の有効性が確認されているものとして,認知症の behavioral and p...

錯覚の効果と情報提示技術への応用:雨宮 智浩(東京大学バーチャルリアリティ教育研究センター 准教授)

ヒトが外界から受ける感覚情報を処理するとき、刺激を感覚器官によって受容し、それらを総合的に意味づけし、経験や記憶に基づいて解釈をおこなう過程を経ます。五感情報ディスプレイはこうした感覚情報の流れを修飾し、編集するものであ...

計算論的精神医学入門:山下 祐一(国立精神・神経医療研究センター 神経研究所 疾病研究第七部 室長)

現行の精神障害の診断分類は、患者自身の主観的報告と医師による行動観察に基づいており、生物学的知見・病因・病態生理に基づいた体系になっていない。また、近年の生物学的知見の蓄積によっても、診断、重症度評価、予後や治療反応性予...

味と匂いのクロスモーダルな情報に関する可視化と定量化:田中 充(九州大学大学院 農学研究院 食料化学工学講座 食品分析学分野 准教授)

ヒトは食品を咀嚼・嚥下する際に、口腔内に放出される呈味・香気成分を味覚・嗅覚(化学感覚)情報として検知するとともに、歯ごたえや舌触りといった食感を触覚・聴覚(物理感覚)情報として検知しており、見た目の視覚情報も加え、これ...

説明可能AI (XAI)、共進化AI (CAI)、そして職人芸的AI (CAI)へ ~深層学習の次の世代のAIと人との関わりあいについて~:長尾 智晴(横浜国立大学 大学院環境情報研究院 教授)

現在、機械学習の中心となっている深層学習(ディープラーニング)は、高精度であるものの説明性が極めて低く、処理の判断根拠や機序を人が理解することが困難であり、産業界への導入の妨げになっています。深層学習の説明性を高めること...

人工神経接続 ~ココロと身体をつなぐ~:西村 幸男(公益財団法人 東京都医学総合研究所 脳・神経科学研究分野 脳機能再建プロジェクト プロジェクトリーダー)

多くの人が意欲の高い時に競技スポーツなどの運動パフォーマンスで良い結果を残すことができた経験があるのではないだろうか。また、リハビリテーションの現場においても運動機能回復を促す上で患者の意欲を引き出すことが重要であること...

視覚学習における睡眠の役割:玉置 應子(理化学研究所 脳神経科学研究センター 認知睡眠学理研白眉研究チーム 理研白眉チームリーダー)

視覚学習とは、視覚的な経験をした後である特徴においてパフォーマンスの向上が比較的長く続くことを指す。視覚学習では訓練後の睡眠期間が重要な役割を果たすことが示唆されている。睡眠に伴う視覚学習の向上には、少なくとも2つの異な...